2024年11月16日(土) 第3回勉強会・活動報告

今回は、1部を弁護士の豊嶋先生、2部を経営コンサルティング会社と岩倉市のB型就労継続支援「CLASSIC.h.WORKS」を経営されている吉田さんに講演をお願いしました。
第一部:法定後見支援信託制度について

1部は法定後見支援信託制度について、実際にこの制度を使ったことのある弁護士の豊嶋先生に講座をお願いしました。
法定後見支援信託は平成24年2月1日に導入された制度ですが、家族信託などと比べると知名度がまだまだで、一般の方にはあまり知られていない制度かと思います。
法定後見支援信託とは、成年後見制度の一環として、後見人が本人の財産を適切に管理するための仕組みです。
具体的には、本人の日常生活で必要な金銭を除いた財産を信託銀行などに信託することで、後見人による財産の不正利用を防ぐことを目的としています。
この制度を利用することで、後見人は日常的な支払いに必要な金銭を管理し、通常使用しない金銭は金融機関が管理するため、財産管理の負担が軽減されます。
また、家庭裁判所への報告も容易になるメリットがあります。
豊嶋先生は、実際の事例を紹介しながら、制度を利用する実際の流れ、期間、どのようなケースでこの制度を使うメリットがあるのか、また家族信託との違いについてなど、詳細にお話ししてくださいました。
法定後見支援信託については、専門家でも詳しく知っている人がまだまだ少ない制度で、今回はわざわざ東京からも士業の先生が参加してくださいました。
法定後見についても、【最初に受任した時には「被後見人」の財産を守らなければという思いだけが先行していましたが、本人の意思決定の支援という観点から本人の意思を推定し支出について柔軟な対応を心がけている旨】お話しされていたのが印象的でした。
よく、被後見人のご家族から、専門家後見人が自分の報酬が減るのが嫌で、お金を自由に使わせてくれないと話しているのを見聞きしますが、後見人は後見人で、色々と被後見人のことを考えて悩みながら業務をしているのだなぁと感じられました。
また、弁護士の先生なので、実際に法定後見がついていない場合にどのようなデメリットがあるのか、錯誤などで契約が取り消せるのか、どのような手順になるのかなどについても質疑応答にお答えいただくことができました。
第二部:B型就労継続支援のビジネスモデルについて

2部のB型就労継続支援のビジネスモデルについては、吉田さんからまず、A型就労継続支援との違いや、事業所に入ってくる給付金と、事業の売り上げから支払う利用者さんへの工賃との関係性などを図解入りで、初めてB型就労継続支援のビジネスモデルを聞く方にも分かりやすく説明していただきました。
その上で、B型の課題として
- 高齢化
- 工賃向上への壁
- 人材の奪い合い
など現在B型就労継続支援が抱えている課題、そして令和6年度の法改正などのお話から、今後どのようなB型就労継続支援が求められていくのかについて、
またそれらを踏まえて「CLASSIC.h.WORKS」ではどのような工夫をして高工賃を実現しているのかについてお話しくださいました。(実際にすごい高工賃を実現されている事業所です)
また今後の方向性として、これからの日本の産業問題を福祉事業のビジネスチャンスとして考え、共存共栄できる方法についてお話しされていました。
グループホームの支援事業をされている方も吉田さんの話をお聞きして「B型就労継続支援って面白そう」と非常にご興味を持たれていました。
私も常々B型就労継続支援事業って夢がある事業だなぁと感じていたので、今回こうして勉強会でB型就労継続支援についてお話ししていただけて、皆様にご興味を持っていただけたのは本当に嬉しかったです。
また今後も、農福連携や独自の取り組みをされている事業所さんをご紹介させていただけたらと思ってます。